八芳園が掲げる「日本を美しく」という理念のもと、2つのバンケットのデザインを担当しました。
1階の「波光」は、庭を介して「満月」とつながる会場です。隣接している「満月」が天井に丸い月を設え「朧月」を表現しているのに対し、「波光」では「池に映る月」をテーマとしました。鈍い金を施したルーバーや、天井の奥に揺らぎのある素材に、仄かな光を反射させることで、水面に映る月の情景を描いています。「満月」の直接の月と、その映り込んだ月を表現した「波光」は、桂離宮の月見台と月波楼のように庭を介して呼応し、儚くも厳かな空間が広がっています。